いつだったか「カメラが上手くなりたいなら50mmの単焦点を買うべし」と言われたことがあります。
50mmは人の目の視野角に近いらしく、目で見て捉えた構図がそのまま写真になるらしい。
その助言がずっと頭にこびりついていて、「SIGMA 30mm F1.4 DC HSM」を購入しました。
購入後すぐに外出自粛となり、なかなか外で撮影する機会がなかったのですが、ここ数日で外出する機会があったので実写レビューしてみます。
レンズの概要
「SIGMA 30mm F1.4 DC HSM」は名前からも分かる通り
- 開放F値:1.4
- 焦点距離:30mm
の単焦点レンズです。
APS-C用のレンズですので、フルサイズ換算で45mmほど。
Canonで単焦点レンズといえば、いわゆる「撒き餌レンズ」と呼ばれる「EF 50mm F1.8 STM」が有名ですね。実売価格¥15,000程度とかなりお求めやすい値段ですが、APS-C機に50mmだとフルサイズ換算75mmとちょっと望遠になってしまいます。
フルサイズ換算でぴったり50mmになるレンズってほとんどなくて、割と選択肢は絞られていましたた。
このSIGMA 30mm F1.4 DC HSMはF1.4と明るいレンズだし、価格も¥45,000程度とそこまで高くない。
何より、解像度に定評のあるSIGMAのフラッグシップシリーズ「Artシリーズ」というのが決め手になりました。
実写レビュー
F1.4の威力

F1.4ともなると強烈にボケます。
散らかった部屋をごまかしたいときにはうってつけのレンズ。

室内のようなちょっと暗い場所でもしっかり明るく写せる。

F1.8でも十分に明るい。暗い環境下での撮影には重宝しますね。

これは夜にバーベキューをしながら撮った写真。
多少の光があればきちんと写ってくれる良いレンズ。
使い勝手が良いのはF2.0くらい

開放F1.4のレンズだけど、日中の使い勝手が良いのはF2.0〜かなと感じてます。被写体深度が浅すぎてピントが合わせづらいなって時がちょこちょこある。


目で見た画角に近いのが30mmですが、トリミングしちゃえばこういった迫力ある、寄りの画もイケますね。
F値を上げればカリカリとした描写に

絞って撮影したときの描写力はさすがSIGMAって感じ。
恐るべしSIGMA
単焦点なので、構図を考える力はかなり鍛えられる気がします。
構図さえ決まれば、何でも良い感じに撮れてしまうのが怖いところ。